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親鸞聖人の「肉食妻帯の断行」は炎上マーケティングだった

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カテゴリー:なるほど親鸞聖人 タグ:
 

炎上

親鸞聖人は僧侶として公然と肉食妻帯された最初の方だった

親鸞聖人といえば、肉食妻帯(にくじきさいたい)と言われるぐらい、親鸞聖人と肉食妻帯は、関係が深いです。それは、親鸞聖人が、僧侶として、公然と肉食妻帯された、最初の方だからです。

肉食妻帯とは、殺した生き物を食べ妻を持ち女性と一緒に生活することです。親鸞聖人は鎌倉時代の方なので、食べたのは牛や豚ではなく、主には魚です。

今日、僧侶であっても、肉食妻帯している人は多いように思いますので、それほど珍しいことのように思えませんが、親鸞聖人がなぜ最初の方だったのでしょうか。

親鸞聖人の師匠は法然上人ですが、法然上人、親鸞聖人が現れるまでは、日本の仏教といえば、聖道仏教(しょうどうぶっきょう)しかありませんでした。

聖道仏教とは、宗派でいうと、天台宗、真言宗、禅宗などです。聖道仏教とまとめられるのは、共通しているところがあるからです。それは、欲や怒りや愚痴などの煩悩を抑えて修行に励み自分の努力精進で悟りを得よう、幸せになろうとするところが、共通しているのです。

煩悩といっても、1人に108あります。除夜の鐘の数はここからきていますが、108の煩悩の中でも、特に強いのが欲です。仏教では、五欲といって、五つの欲を紹介しています。

 

  • 食 欲(しょくよく)
  •  

  • 財 欲(ざいよく)
  •  

  • 色 欲(しきよく)
  •  

  • 名誉欲(めいよよく)
  •  

  • 睡眠欲(すいみんよく)

煩悩を抑えて修行に励みますから、これらの欲を思いっきり満たすことは、禁じられていました。それで、聖道仏教の修行をする僧侶は、これはやってはいけない、あれはやってはいけないと禁じられた戒律というものがありました。
その戒律の中に、肉を食べてはならない、女性に接してはならないがありましたので、当時、僧侶といえば、肉食妻帯していない人だったのです。

なぜ親鸞聖人は公然と肉食妻帯されたのか?

親鸞聖人が肉食妻帯されたのは、自分の心に正直に生きられたから、という人もあります。9歳から29歳までの20年間、比叡山で天台宗のご修行に打ち込まれていましたので、そのように思う人もあるかもしれません。

もし、それが理由であれば、公然とされる必要はありませんでした。親鸞聖人は、公然と肉食妻帯された最初の方であって、ひそかに肉食妻帯している僧侶は、すでに、少なからずいました

親鸞聖人は公然と肉食妻帯されることで、多くの人たちから「肉食妻帯の堕落坊主」「戒律を破った破戒坊主」「色坊主」「仏教を破壊する悪魔」など、聞くに堪えない悪口を浴びせられました。当時、僧侶は肉食妻帯しないのが常識だったからです。ひそかにやっているならまだしも、公然と宣言するとは何事だと、非難攻撃の的となられたのです。

親鸞聖人は、公然とすれば、非難攻撃を受けることは、当然、わかっておられました。それを覚悟の上で、公然とされたのです。

その覚悟を感じ取った夏目漱石は、このように評価しています。

「親鸞聖人に初めから非常な思想が有り、非常な力が有り、 
 非常な強い根底の有る思想を持たなければ、あれ程の大改革は出来ない」

「非常な強い根底の有る思想」とは何か

それは、阿弥陀仏の本願を伝えることでした。
親鸞聖人は、阿弥陀仏の本願一つを伝えることを使命としておられました。

聖道仏教では、肉食妻帯が禁じられていましたので、僧侶と一般の人には、差別がありました。しかし、阿弥陀仏の本願には、そのような差別は一切ありません

歎異抄(たんにしょう)という本には、このように書かれています。

 弥陀の本願には、老少善悪の人をえらばず  ( 歎異抄 )

 阿弥陀仏の本願には、老いも若きも、善人も悪人も、一切、差別はない。

戒律を守らねばならぬ僧侶も、肉食妻帯している一般の人も差別はありません。

親鸞聖人は、公然と肉食妻帯されることで、肉食妻帯している者でも、そのままで本当の幸せになれる、それが本当の仏教なんだ。それを知ってもらいたい。
当時、マスコミ、インターネットもない時代です。
どうすれば多くの人に伝えることができるだろうか。そうだ、自分が肉食妻帯を公然とすれば、多くの人が驚き、口コミで広がっていくだろう

そうすれば、認知はされるだろうが、反面、どんな非難攻撃を受けるかわからない。もしかしたら、命を狙われるかもしれません。しかしそれでも、伝えねばならないことがあるのだ。

親鸞聖人の「肉食妻帯の断行」は炎上マーケティングだったのです。

親鸞聖人がそこまでして明らかにされた阿弥陀仏の本願とは何か。

わかりやすく説明していますので、是非、聞いてみて下さい。

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あさだ よしあき

ブログ作成のお手伝いをしています「あさだよしあき」です。 東京大学在学中、稲盛和夫さんの本をきっかけに、仏教を学ぶようになりました。大学院修了後、社会の荒波の激しい中、心にぶれない軸ができ、どうすれば、周りの人に喜んでもらえるかを中心に、毎日、心豊かな生活を送ることができています。 仕事のかたわら、わかりやすい仏教講座に、年間100回、立ってきました。現在は、1から仏教を学びたい人の為に、わかりやすい教材作成に取り組み、20年以上、学んできたことを、伝えたいと思っています。 ちょっとした関心から、奥深い仏教の世界を垣間見てほしいと思います。
 
 
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