1から分かる浄土真宗
浄土真宗は、親鸞聖人が教えられましたが、親鸞聖人はどんなことを教えられた方なのか、浄土真宗はどんな教えでしょうか。1から分かるように説明します。
「念仏を称えたら、死んだら極楽へ往ける」と教えられたのが親鸞聖人と思っておられる方が少なくありませんが、親鸞聖人の教えは『平生業成(へいぜいごうじょう』といわれ、平生、生きている時が大事なんだと訴えられた方が親鸞聖人です。
『平生業成』とは何か、浄土真宗で読まれているお経は何か、浄土真宗の方が知りたいと思われることを一つ一つ説明します。
お経といってもたくさんあります。 お経はお釈迦さまのご説法の記録です。 お釈迦さまは生涯に数多くのご説法をされましたから、そのぶんお経もたくさんになるのです。 お経とはどういうものかにつ…続きを読む
親鸞聖人の主著である『教行信証(きょうぎょうしんしょう)』には親鸞聖人の教えのすべてが書かれています。 浄土真宗で最も大事にされる『教行信証』はどのようなことが書かれているのか解説します。  …続きを読む
浄土真宗の方ならどこかで聞いたことがある『正信偈(しょうしんげ)』。 『正信偈』という言葉は知らなくても 「きみょ~むりょ~じゅ~にょ~らい~」 で始まるアレ、と言われるとピンとくる方も…続きを読む
仏教にはたくさんの仏さまのお名前が出てきます。 大きなお寺に行くと色々な仏像が安置されていて、それぞれ「これは〇〇仏、これは〇〇如来」などと名前が書かれていますし、お経を読むと様々な仏さ…続きを読む
よく「他人任せにするな」という意味で「他力本願ではダメだ」と使われることがあります。 そのため「他力本願」という言葉は、他人任せにするという意味だと思われています。 しかし他人任せにする…続きを読む
親鸞聖人の教えは「平生業成」の教えと言われます。 しかし今日、平生業成と聞くと、日頃の行いのことのように思う人が少なくありません。 しかしそれでは親鸞聖人は日頃の行いを教えられたことになってしまいます…続きを読む
今日の浄土真宗は真宗十派と言われ、十の宗派に分かれていますが、その中でも特に大きな教団が本願寺派(西本願寺)と真宗大谷派(東本願寺)です。 「浄土真宗でもウチはお西」「ウチはお東」と話し…続きを読む
よく困ったときに「こんなことがあって往生した」と言ったり、誰かが亡くなったときに「○○さんもついに往生したか」などと言います。 一方で「極楽往生」や「往生浄土」などの仏教の言葉もあり、往生を「困った」…続きを読む
「善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや」とは仏教書の中でも特に有名な言葉です。 「善人でさえ往生できる。ましてや悪人なら尚更だ」という普通の考え方とは真逆の言葉なため、一度聞いたら…続きを読む
毎年浄土真宗の寺院で行われる「報恩講(ほうおんこう)」という行事があります。 浄土真宗の年間行事の中でも最大のもので、大きな寺院では大々的に宣伝されるのが報恩講です。 報恩講は一体なぜそ…続きを読む
(質問):親鸞聖人は「非僧非俗(ひそうひぞく)」、僧侶でもなければ、俗人でもないと言われたと聞きましたが、僧侶でもないとは、どういうことでしょうか。また、本当の僧侶とは、どんな人のことでしょうか。 (…続きを読む
前向き発言の一念発起(いちねんほっき)とは 一念発起とは、それまでの考えを改めて、あることを成し遂げようと決意し、熱心に励むことをいいます。「一念」は、一つのことを思うという意味です。 「一念発起して…続きを読む
聖徳太子と親鸞聖人の関係 歴史の教科書にも登場する聖徳太子。今でこそ1万円札は福沢諭吉ですが、その前は、聖徳太子でした。 ここでは、聖徳太子はどんな人か、ではなく、聖徳太子と親鸞聖人の関係について、紹…続きを読む
人類が発生して以来、人と人の意見のぶつかり合いは、絶えたことはないのではないでしょうか。ニュースを見ても、子供のいじめ、高齢者の介護問題、国家間の紛争など、幼い子供から大人にいたるまで、意見のぶつかり…続きを読む
「他力本願」(たりきほんがん)は、「他人任せ」という意味で使われています。 しかしこれは本来の意味からいえば誤用です。 「他力本願」とは元々、親鸞聖人(しんらんしょうにん)の教えから出たものです。 親…続きを読む
かつては電化製品系製造業の中で日本有数の大企業だった東芝が昨今経営難に陥っています。 その東芝の経営再建について話題になっていますが、この経営再建に対して東芝の経営陣のが発言した、 「全部他力本願。東…続きを読む
浄土真宗のお仏壇の中央には何をご安置すればよいのでしょうか。 やはり寺ならば仏像、一般の家ならば仏さまの絵の掛け軸だろうと思われる方が多いと思います。 浄土真宗では、本来、お仏壇の中央に「南無阿弥陀仏…続きを読む
元号が平成から令和に代わり、平成の天皇は上皇となりました。 「上皇」とは天皇が退位したあとの呼び名です。正確には太上天皇と言い、その略称が上皇です。 江戸時代の光格天皇(在位:1780年1月1日 &#…続きを読む
悔いなき人生を送りたいと毎日を生きる私たちはどんな心掛けで過ごせばいいのでしょうか。 一日のたしなみには 朝つとめにかかさじ(蓮如上人御一代記聞書) と教えられる「勤行」について学びましょう。 &nb…続きを読む