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真の僧侶とは 親鸞聖人の「非僧非俗」の意味

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カテゴリー:1から分かる浄土真宗 タグ: 更新日:2018/10/05
 
聖徳太子

聖徳太子像

(質問):親鸞聖人は「非僧非俗(ひそうひぞく)」、僧侶でもなければ、俗人でもないと言われたと聞きましたが、僧侶でもないとは、どういうことでしょうか。また、本当の僧侶とは、どんな人のことでしょうか。

(解答)
親鸞聖人を僧侶だと思っている人がほとんどですが、実は間違いなのです。
なぜかといえば、親鸞聖人は『教行信証』に、自らを「非僧非俗」とおっしゃって、「私は僧侶ではない」と書かれているからです。
 
今から300年ほど前、臨済宗の師蛮(しばん)という人の書いた『本朝高僧伝』には、日本に仏教が伝来してからの、有名無名の日本の僧侶、1600人余りの名前をあげ、それらの伝記を載せていますが、親鸞聖人のお名前が載っていません。
 
どうして師蛮は、親鸞聖人のお名前を抜いたのでしょうか。親鸞聖人を知らなかったのでしょうか。
親鸞聖人のお名前を抜いたのは、親鸞聖人を知らなかったどころか、親鸞聖人が「非僧非俗」と仰っていたことをよく知っていたからです。
 
では、どうして親鸞聖人は、私は僧侶ではないと仰ったのでしょうか。
それは、当時の僧侶は、国家から認定されたもので、山にこもり、肉食妻帯してはならない戒律を守り、修行をしていました。
また、葬式、法事、墓番などが僧侶の仕事と思っている人もあるかもしれません。
親鸞聖人は、公然と肉食妻帯され、そのようなことは、なされなかったので、僧侶ではないと仰ったのです。

 
親鸞聖人の肉食妻帯について知りたい方は
→ 親鸞聖人は、なぜ公然と肉食妻帯なされたのですか?

 
 
そして、生きている今、本当の幸せになれる道を明らかにされたお釈迦さまの教えを、一人でも多くの人にお届けする為に、朝から晩まで、活動なされましたので、世俗の職業につく暇はありませんでした。それで、俗人でもないと言われたのでした。

親鸞聖人「非僧非俗」、僧侶でもなければ、俗人でもないと仰って、一方で、親鸞は、真の僧侶であるとも仰っています。

親鸞聖人が日本のお釈迦さまのような方だと尊敬されている聖徳太子の十七条憲法には、以下のようにあります。

篤く三宝を敬え。三宝とは仏・法・僧なり。則ち四生の終帰、万国の極宗なり。いずれの世、いずれの人かこの法を貴ばざる。それ三宝に帰せずして何をもってか、曲れるを直らせん。
 
(意訳)
この世の中にも三つの宝物がある。それは、仏宝、法宝、僧宝で、大事にしなければならない。なぜならば、仏法には、すべての人が本当の幸せになれる道が明らかにされているからである。

とは、仏のさとりをひらかれた仏さま、お釈迦さまです。
とは、仏さまが説かれた法、教えをいいます。
とは、その法を正しく伝える人のことです。

「さらに親鸞、珍らしき法をも弘めず、如来(お釈迦さま)の教法を我も信じ、人にも教え聞かしむるばかりなり」

と常に仰っていた親鸞聖人は、私は、自分の考えではなく、お釈迦さまの教えを正しく伝えているのだから、真の僧侶であると強い自覚をもたれて、一人でも多くの人に、仏法を伝えられたのでした。

 

では、お釈迦さまは、どんな方なのでしょうか。

お釈迦さまとは、どんな方なのですか? たくさんのエピソードも紹介

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あさだ よしあき

ブログ作成のお手伝いをしています「あさだよしあき」です。 東京大学在学中、稲盛和夫さんの本をきっかけに、仏教を学ぶようになりました。 20年以上学んできたことを、年間200回以上、仏教講座でわかりやすく伝えています。
 
   

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