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『正信偈(しょうしんげ)』には何が書かれていますか?

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カテゴリー:1から分かる浄土真宗 タグ:
 

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浄土真宗の方なら聞いたことがある『正信偈(しょうしんげ)』。

『正信偈』という言葉は知らなくても

「きみょ~むりょ~じゅ~にょ~らい~」

で始まるアレ、と言われるとピンとくる方もあるでしょう。

浄土真宗の葬式や法事、お盆などで読まれることが多い正信偈ですが、意味がわかって読んでいる方はあまり多くないようです。

正信偈は漢字ばかりで書かれており、しかも仏教でしか使われない言葉がたくさん入っていますので、雑誌や本のように読めばすぐに内容が理解できるものではありません。

しかし何の意味もない文章をただ読むはずもありませんので、「正信偈には何が書かれているのだろう」と疑問に思われる方も多いと思います。

今回の記事では正信偈にどのようなことが書かれているかについて解説します。

目次

  • 『正信偈(しょうしんげ)』には何が書かれていますか?
  • 七高僧とは、どなたのことですか?
  • 『正信偈』の「正信」とはどんな意味ですか
  • まとめ

(質問):『正信偈(しょうしんげ)』には何が書かれていますか?

(解答)
正信偈は

帰命無量寿如来 南無不可思議光
(きみょうむりょうじゅにょらい なむふかしぎこう)

で始まります。

浄土真宗の門徒の方なら一度は聞かれたことがあると思います。

この2行は「無量寿如来に帰命し、不可思議光に南無したてまつる」と読みます。

正信偈は親鸞聖人ご自身のことを書かれたものですから、

親鸞は無量寿如来に帰命いたしました。親鸞は不可思議光に南無いたしました」ということです。

ここで4つの仏教の専門用語が出てきます。

「無量寿如来」「帰命」「不可思議光」「南無」

無量寿如来」と「不可思議光」は、どちらも阿弥陀如来の別名です。

阿弥陀如来(阿弥陀仏)についてはこちらで解説しています。
(関連:お釈迦さまと阿弥陀仏は、同じ仏さまですか?

帰命」と「南無」も同じ意味で「救われた」「助けられた」という意味です。

ですから正信偈の最初の2行は

親鸞は、阿弥陀如来に救われたぞ。親鸞は、阿弥陀如来に助けられたぞ

と、言葉を変えて同じことが繰り返されているということです。

どうして同じ意味の文章を2回も書かれているのでしょうか。

それはこの2行で、書いても書いても書き尽くせない喜びを表しているからです。
阿弥陀如来に救われた喜びは、限りなく大きいのです。

親鸞聖人は、阿弥陀如来によって苦しみの人生が幸せな人生にガラリと変わった驚き、喜びをこの2行で仰っています。

この2行から正信偈は始まります。

そして最後は

道俗時衆共同心 唯可信斯高僧説
(どうぞくじしゅうぐどうしん ゆいかしんしこうそうせつ)

で締めくくられています。

道俗時衆、共に同心し、唯、この高僧の説を信ずべし」と読みます。

道俗時衆」とは、すべての人のことです。

すべての人よ、ともに親鸞と同じ心になってくれよ。それには、ただ、この高僧の教えを信じる一つしかないのだよ

とおっしゃったお言葉で、「この高僧」とは親鸞聖人が尊敬しておられる七高僧のことを言われています。

「道俗時衆共同心 唯可信斯高僧説」の前の部分に、親鸞聖人がおっしゃる「この高僧の教え」が説かれているのです。

親鸞聖人は自分だけではなく、すべての人に自分と同じように本当の幸せになってもらいたいと仰っています。

『正信偈』の120行は、最初の2行と最後の2行、この4行におさまります。

(質問):七高僧とは、どなたのことですか?

(解答)

親鸞聖人は『正信偈』に、阿弥陀仏の本願を正確に多くの人に伝えられた方として、7人の方の名前を挙げておられます。

インドの龍樹菩薩(りゅうじゅぼさつ)天親菩薩(てんじんぼさつ)

中国の曇鸞大師(どんらんだいし)道綽禅師(どうしゃくぜんじ)善導大師(ぜんどうだいし)

日本の源信僧都(げんしんそうず)法然(源空)上人(ほうねんしょうにん)の7人で、

正信偈には

龍樹大士出於世」
天親菩薩造論説」
「本師曇鸞梁天子」
道綽決聖道難証」
善導独明仏正意」
源信広開一代教」
「本師源空明仏教」

と七高僧のお名前を出されて、

「これらの方がいらっしゃったから、親鸞は弥陀の本願に救い摂られ、言っても言っても言い尽くせない喜びの身になることができたのだ」

と、正信偈の中でその功績を明らかにしておられます。

(質問):『正信偈』の「正信」とはどんな意味ですか?

(解答)

「正信」とは正しい信心のことです。

正しい信心とは、正信偈の最初に繰り返し書かれている、阿弥陀如来に救いとられて本当の幸せになったことをいいます。

それ一つ教えられているのが『正信偈』です。

親鸞聖人は主著の『教行信証(きょうぎょうしんしょう)』の冒頭で『難思の弘誓は難度の海を度する大船』と船の譬えで阿弥陀如来の救いを教えられています。

『難思の弘誓は難度の海を度する大船』の意味がわかれば、正信偈の意味もわかります。

『難思の弘誓は難度の海を度する大船』の意味を解説した冊子のデータ(PDF)を、無料メール講座に登録された方にプレゼントしています。

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まとめ

正信偈の最初の2行には、親鸞聖人が阿弥陀如来に救われた喜びが書かれています。

正信偈の最後の2行には、すべての人に自分と同じ幸せの身になってもらいたいという思いが書かれています。

正信偈には正しい信心一つが教えられています。

 
 
 
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