親鸞さまってこんなにすごい方だったの!?
親鸞聖人と聞いて、当時、僧侶には固く禁じられていた結婚を、公然となされたことを思い浮かべる人もあると思います。
夏目漱石
明治の文豪・夏目漱石は、親鸞聖人の結婚を、こう述べています。
親鸞聖人に初めから非常な思想が有り、非常な力が有り、非常な強い根底の有る思想を持たなければあれ程の大改革は出来ない。(模倣と独立)
ぶれない信念をもっておられたと評価しています。
亀井勝一郎
有名な文芸評論家の亀井勝一郎は、
親鸞を語ることは私にとって、人生を語るに等しい。
私のまず最初に言うべきことは、親鸞に出会ったという、その謝念でなければならぬ。
私たちも、この人と出会ったから人生が変わったということがありますが、
この感謝の言葉は、レベルが違います。
司馬遼太郎
歴史小説で知られる司馬遼太郎は、
鎌倉時代というのは、一人の親鸞を生んだだけでも偉大だった。
鎌倉時代には、他にも有名な人がいますが、
親鸞聖人を生んだだけでも偉大だったのか!?
杉本苑子
小説家の杉本苑子は、
これほどまで純粋に、己を責め、己の中に巣くう業のしたたかさ、
罪の重みにおののきつづけた人、呵責されつづけた人が、
親鸞の後にいたろうか。残念ながら『ノー』である。
水晶の結晶さながら澄み通った純な魂の懊悩……。
それゆえに私たちを搏ち、私たちを限りなく惹きつけ寄らしめる
親鸞聖人のような宗教家は、彼をもって絶えた。
古田武彦
古代史研究家の古田武彦は
貴族と修行者だけに制限された救済の可能性は、万人に救済の可能性を開き、絶大の力を発揮した。(親鸞-人と思想-)
丹羽文雄
文化勲章受章の丹羽文雄は、
親鸞のような人に巡り会えたことは、
一介の文学者としても、人間としても、生涯の喜びである。
ここに辿り着くまでに私は、さんざん道草を食ってきたが、
「疑謗を縁とせよ」と、
親鸞はとうの昔に私のような小ざかしさを見透かしていたのである。
俗な言葉で言えば、グーの音もでないというのが実感である。
親鸞聖人を褒めたたえる人はあふれています。
ロマン・ロラン
海外からも評価されています。
ノーベル文学賞を受賞したフランスの作家、ロマン・ロランは、
親鸞聖人は、十三世紀に日本仏教の最大宗派である真宗を創設した。
貴族の血を引き、京都近郊に生まれた彼は、人間と無限との心やさしき仲介者として師法然のあとを引き継ぎ、
天と地を近づけ、仏陀の恵みを万人の手の届くものとした。
これほどまでに、多くの人を引きつける親鸞聖人は、
どんな方なのか、また、どんなことを教えていかれたのでしょうか。
教行信証に書かれていることがわかれば、親鸞聖人が何を教えられたのか、わかります。
親鸞聖人の教えを漢字4字を表すと「平生業成(へいぜいごうじょう)」といいます。
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