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お釈迦様物語 仏弟子アナリツの誓い 失敗した時の大事な心がけ

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カテゴリー:お釈迦様物語 タグ: 更新日:2018/10/06
 

仏弟子アナリツの誓い

精舎(しょうじゃ)では善男善女が肩を並べ、真剣にお釈迦様の説法を聴聞(ちょうもん)していた。

瞬きさえ惜しむような張り詰めた空気の中で、仏弟子アナリツは不意に襲った睡魔と闘っている。不摂生をした覚えはないが不覚にも、彼はつい居眠りをしたのだ。
 
法話のあと、犯した過ちの大きさに震えながら、お釈迦様の御前にひざまずいて、うなだれた。

「何が目的で、仏道を求めているのか」

お釈迦様の問いにアナリツは、
 

「はい。生死の一大事の解決のためでございます」
「そなたは良家の出身ながら道心堅固、どうして、居眠りなどしたのか」

慈言が胸に響き、身の置き場もないような気持ちになる。悔悟の念を絞り出すように、アナリツは誓った。
 
「今後、目がただれようとも眠りはいたしません。どうか、お許しください」
 
その日から熱烈な修行を敢行した彼は、夜が更け、暁を見ても、決して眠ることはなかった。不眠は連日に及び、“あの誓いは聞法の場のみのこと”と思った周囲からは、驚きとともに忠言が多く寄せられた。夜も休まぬ決意とは、到底だれも思わなかったのだ。
 
やがて、不休の修行で目を患った彼に、お釈迦様は諭された。

「琴の糸のように張るべき時は張り、緩むべき時は緩めねばならぬ。精進も度が過ぎると後悔する。怠けると煩悩が起きる。中道を選ぶがよい」
 
侍医の、“もう少し、眠れば治る”の強い勧めにも、彼はお釈迦様との誓いを貫き徹し、ついに両眼を失明した。同時にしかし、深遠な心眼が開け、釈迦十大弟子の一人、アナリツ尊者となっている。

仏弟子アナリツの誓い

彼が目の光を失ってからのこと。衣のほころびを繕うため針に糸を通そうとするが、見えないのでかなわない。そこで周囲に呼びかけた。

「だれか、善を求めようと思う人はありませんか。この針に糸を通していただきたいのです」
 
しばし待つも、応じる人はない。あきらめかけた時、傍らに気配がした。
 
「ぜひ、私にさせてもらいたい」

声の主はお釈迦様だった。アナリツは驚いて、
 
「世尊は、すべての善と徳を成就なされた方ではありませんか」

畏れて言うと、お釈迦様は、
 
「仏の覚りを開けばとて、小善をおろそかにしてよい道理がない。世の中で、善を求めること私にすぐる者はない」
 
アナリツは、ありがたくお釈迦様の親切を拝受した。

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あさだ よしあき

ブログ作成のお手伝いをしています「あさだよしあき」です。 東京大学在学中、稲盛和夫さんの本をきっかけに、仏教を学ぶようになりました。 20年以上学んできたことを、年間200回以上、仏教講座でわかりやすく伝えています。
 
   

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