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親鸞聖人と浄土真宗がやさしく分かる入門サイトです。 初めて学ぶ方も、イラスト入りの解説で分かりやすく学ぶことができます。

観音菩薩・観音様とはどんな方でしょうか。

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カテゴリー:基礎から学ぶ仏教 タグ: 更新日:2018/10/05
 

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全国の寺院には、たくさんの観音像があります。
街を歩いていて「〇〇観音」と書かれている旗を見たことがある人も多いでしょう。

十一面観音、千手観音、如意輪観音など、観音といっても、いろいろあるようです。

観音菩薩は正式には、観世音(かんぜのん)菩薩とも観自在(かんじざい)菩薩ともいわれますが、観音菩薩が一番知られている名前です。

ここでは、浄土仏教、親鸞聖人が教えられる観音菩薩について、説明したいと思います。

観音菩薩とは

観音菩薩の菩薩とは、こちらで説明しています。
→ 如来と菩薩はどちらが偉いの?
 
観音菩薩は、観音というお名前の菩薩ということです。

観音とは「音を観る」とあります。

仏教では「見聞一致(けんもんいっち)」という言葉がありますように「見る」のと「聞く」のは同じだと教えられています。
ですから、「音を観る」「音を聞く」とは同じです。

音とは、人々の苦しみの声のことで、人々の苦しみの声を聞いて、救いを与えて下さる菩薩なので観音菩薩といわれます。

阿弥陀如来の脇士(わきじ)

如来(仏さま)は、智恵と慈悲の両面をもたれた方と教えられています。
これを悲智円満(ひちえんまん)といいます。

慈悲の悲と智恵の智をとって悲智、両面備えておられますので悲智円満といわれます。

如来の智恵と慈悲を、脇士(わきじ)菩薩で表わされます。

三尊像

上の画像の、真ん中が仏様、左が慈悲を表す菩薩、右が智慧を表す菩薩です。

例えば釈迦如来(お釈迦さま)の脇士には、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)普賢菩薩(ふげんぼさつ)がいます。

文殊菩薩は「三人寄れば文殊の智恵」といわれますように、智恵に優れた菩薩なので、釈迦如来の智恵を表します。普賢菩薩は、釈迦如来の慈悲を表します。
中央に釈迦如来、左右に文殊と普賢がいます。これを釈迦三尊像(さんそんぞう)といいます。

阿弥陀如来の脇士は、勢至菩薩(せいしぼさつ)観音菩薩(かんのんぼさつ)です。
勢至菩薩は阿弥陀如来の智恵を表します。

親鸞聖人(しんらんしょうにん)の師匠である法然上人(ほうねんしょうにん)は、仏教のすべての経典、一切経七千余巻をすべて覚えておられたそうです。

当時、法然上人ほど賢い人はないといわれ、「智恵第一」「勢至菩薩の化身(けしん)」と言われていました。

勢至菩薩の化身とは、勢至菩薩の生まれ変わりということで、法然上人の智恵はとても人間とは思えないほど優れていたことを表しています。

観音菩薩は阿弥陀如来の慈悲を表します。
観音菩薩は、人々の苦しみの声を聞いて下さることから、慈悲の菩薩といわれます。

勢至菩薩と観音菩薩で、阿弥陀如来の智恵と慈悲を表しています。

親鸞聖人と観音菩薩

親鸞聖人と観音菩薩にまつわるエピソードがあります。

親鸞聖人が亡くなられる40年余り前、下野国(しもつけのくに・現在の栃木県)さぬきという所で、親鸞聖人のご内室、恵信尼(えしんに)が見られた夢を紹介します。

末娘の覚信尼(かくしんに)から、親鸞聖人が亡くなられた報告を受けられた恵信尼(えしんに)が、その返事の中に記されているものです。

「恵信尼文書(えしんにもんじょ)」や『口伝鈔(くでんしょう)』12条から、現代の言葉にしています。

ある新築の御堂で、厳かに堂供養が行われていた。
堂前の鳥居のようなものの横木に、二幅の絵像本尊がかかっている。
一幅の尊形は、明らかに拝せられたが、もう一幅は、ただ金色に輝いて、尊容が分からなかった。
そこで傍の参詣者に「あの光り輝いている方は、何仏でしょうか」と尋ねると、「あの光ばかりでいられるのは勢至(せいし)菩薩で、今の法然上人である」とのこと。
「では、もう一幅の尊形は」と聞くと、「あれは、大悲の観音菩薩(かんのんぼさつ)で、親鸞聖人である」と告げられたところで、目が覚めた。
翌朝、親鸞聖人に申し上げると、
「夢には種々あるが、それは真実だ。法然上人は、勢至菩薩のご化身に間違いない」
と仰せられた。
しかし、どうしても、親鸞聖人が、観音菩薩のご化身であるとのお告げは、憚って申し上げられなかった。
それ以来、心中深く思い留めて、恭敬の真心でお仕えしてきた。

どうかあなた(覚信尼)も、「わが父は、このようなお方」と心得ていてもらいたい。

恵信尼が40年余り、誰にも語らず深く胸に秘めていたことを、覚信尼にそっと漏らされたものです。
 

親鸞聖人は阿弥陀如来の本願一つ、生涯教えていかれました。
親鸞聖人の主著『教行信証』には、阿弥陀如来の本願を大船に例えられています。

親鸞聖人の主著、国宝『教行信証』

まとめ

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あさだ よしあき

ブログ作成のお手伝いをしています「あさだよしあき」です。 東京大学在学中、稲盛和夫さんの本をきっかけに、仏教を学ぶようになりました。 20年以上学んできたことを、年間100回以上、仏教講座でわかりやすく伝えています。
 
   

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