menu

今なら500円⇒0円!
無料見本誌プレゼント!

親鸞聖人と浄土真宗がやさしく分かる入門サイトです。 初めて学ぶ方も、イラスト入りの解説で分かりやすく学ぶことができます。

「ありがとう」の語源は仏教にある?|「ありがとう」は仏教の「有り難し」から

このエントリーをはてなブックマークに追加
カテゴリー:基礎から学ぶ仏教 タグ:
 

ありがとう

誰かに何かをしてもらったとき「ありがとう」と言います。
嫌なことをされたときには「ありがとう」とは言いません。
「ありがとう」は感謝の言葉ですが、漢字で書くと「有り難う」です。

「有る」ことが「難しい」と書かれていますが、なぜこれが感謝の意味になるのでしょうか。
それは語源である仏教のたとえ話を知ると納得できると思います。

目次

  • 「ありがとう」は相手も幸せにする
  • 「ありがとう」の語源『盲亀浮木のたとえ』
  • まとめ

「ありがとう」は相手も幸せにする

他人から何かしてもらったとき、私たちは自然に「ありがとう」と言います。

他人からの気遣いに対する感謝の言葉です。

「この世で最も不幸な人は感謝の心のない人である」

と言われます。

何をしてもらっても、当たり前と思い、感謝の心がなければ、不平不足ばかり出て、幸せを実感することはできません。

感謝できる人が幸せなのであり、その感謝を「ありがとう」という言葉で表すと、相手も「喜んでもらえてよかった」とうれしくなります。

これを仏教では「自利利他(じりりた)」と言います。

自利とは自分の幸せ利他とは他人の幸せ
自分の幸せがそのまま他人の幸せになり、
他人の幸せがそのまま自分の幸せになる
ということです。

「ありがとう」という5字は、
不思議な働きがあります。

この「ありがとう」の語源は、
実は、お釈迦さまのお話にあったのです。

「ありがとう」の語源『盲亀浮木のたとえ』

仏説譬喩経(ぶっせつひゆきょう)に「盲亀浮木(もうきふぼく)のたとえ」と言われるたとえ話があります。

ある時、釈迦が、阿難(あなん)という弟子に、
「そなたは人間に生まれたことをどのように思っているか」
と尋ねた。

「大変、喜んでおります」
と阿難が答えると、釈迦は、次のような話をしている。

「果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいる。
その盲亀が、百年に一度、海面に顔を出すのだ。
広い海には、一本の丸太ん棒が浮いている。
丸太ん棒の真ん中には小さな穴がある。
その丸太ん棒は、風のまにまに、西へ東へ、南へ北へと漂っているのだ。

阿難よ。百年に一度、浮かび上がるこの亀が、浮かび上がった拍子に、丸太ん棒の穴に、ひょいと頭を入れることがあると思うか」

阿難は驚いて、
「お釈迦さま、そんなことは、とても考えられません」。

「絶対にないと言い切れるか」

「何億年掛ける何億年、何兆年掛ける何兆年の間には、ひょっと頭を入れることがあるかもしれませんが、無いと言ってもよいくらい難しいことです」

「ところが阿難よ、私たちが人間に生まれることは、この亀が、丸太ん棒の穴に首を入れることが有るよりも、難しいことなんだ。有り難いことなんだよ
と、釈迦は教えている。

有り難い」とは「有ることが難しい」ということで、めったにないことをいいます。
人間に生まれることは、それほど難しいことなのです。
仏教では、人間に生まれてきたことは大変、喜ぶべきことであると教えられています。

他人から何かしてもらうことは、めったにないことなんだよ、有り難いことなんだよ」というところから「有り難い」、それがくずれて「有り難う(ありがとう)」となりました。

私たちは、一人では生きていけません。
多くの人のおかげで生きています。
今日も、誰かに「ありがとう」と言ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

「ありがとう」の語源は仏教の『盲亀浮木のたとえ』にあり、仏教では人間に生まれることは「有る」ことが「難しい」、「有り難い」ことだと教えられています。

ここから他人から何かをしてもらえることは「有る」ことが「難しい」、「有り難い」こと、「ありがたいことです」となり、「ありがとう」となりました。

仏教で、人間に生まれてきた意味について、どう教えられているのでしょうか。

→ お釈迦さまの「天上天下唯我独尊」の本当の意味

 

 

The following two tabs change content below.

あさだ よしあき

ブログ作成のお手伝いをしています「あさだよしあき」です。 東京大学在学中、稲盛和夫さんの本をきっかけに、仏教を学ぶようになりました。大学院修了後、社会の荒波の激しい中、心にぶれない軸ができ、どうすれば、周りの人に喜んでもらえるかを中心に、毎日、心豊かな生活を送ることができています。 仕事のかたわら、わかりやすい仏教講座に、年間100回、立ってきました。現在は、1から仏教を学びたい人の為に、わかりやすい教材作成に取り組み、20年以上、学んできたことを、伝えたいと思っています。 ちょっとした関心から、奥深い仏教の世界を垣間見てほしいと思います。
 
 
 
book_banner   映画なぜ生きる   幸せを呼ぶ言葉の宝石ベスト100登録へ
 

記事一覧

仏教とは
仏教用語解説
お釈迦様物語
お釈迦さまと阿弥陀仏
南無阿弥陀仏
正信偈の意味
親鸞聖人のご生涯
蓮如上人
浄土真宗とは
平生業成
他力本願
浄土真宗のお経
仏事