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お釈迦さまとはどんな方?|いろいろなエピソードも紹介しています

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カテゴリー:基礎から学ぶ仏教 タグ: 更新日:2019/09/12
 

仏教を説かれたことで有名なお釈迦さま

日本中にお寺があり、お釈迦さまの像が建っています。
またお墓にお釈迦さまの像が建てられているところもあります。

仏像以外にも西遊記や芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、手塚治虫の「ブッダ」など様々な物語や小説にも登場されるので、日本人でお釈迦さまを知らない人はほとんどいないでしょう。
 
しかし「お釈迦さまってどんな方なのですか?」と聞かれると、

「うーん、仏教を教えた人、ぐらいしか知らないなあ」

という方も多いのではないでしょうか。

これほど有名なお釈迦さまとは一体どんな方だったのでしょうか。
 
動画で知りたい方はこちらをご覧ください。

お釈迦さまとは、どんな方なのですか?

お釈迦さま(釈尊、釈迦牟尼仏とも)は、今から約2600年前、インドで活躍されたお方です。
 
今日、四大聖人、三大聖人といわれても、必ずお釈迦さまの名前が挙がります。
 
世界文化史の大家、ハーバート・ジョージ・ウェルズは世界の偉人のトップにお釈迦さまを挙げ、

公平にどの点からみても、世界最大の偉人は、仏陀釈迦牟尼仏である

と言っています。
 
お釈迦さまは、インド北部(現在のインドとネパールの国境付近)で釈迦族の王子として生まれられ、シッタルタ(シッダールタとも)と名付けられました。
 
幼いころから学問も武芸も他を抜きん出た聡明な方でしたが、ある頃から物思いにふけるようになりました。
それを心配した父・浄飯王(じょうぼんおう)はシッタルタにヤショダラという女性をめとらせます。
しかしシッタルタの様子は変わりませんでした。
 
ある日シッタルタは住んでいた城から外に出てみました。
そこで人生には老苦、病苦、死苦の苦しみがあることを知られます。
 
この出来事を四門出遊と言います。
 
四門出遊についてはこちらの記事詳しく解説しています。

お釈迦さまが出家を決意されたきっかけとは?|「四門出遊」と本当の幸せ


 
人はたとえ今しばらくの間は元気で楽しい日々を過ごしていられたとしても、やがて必ず老・病・死によって苦しまなければならないということを知ったシッタルタは、それらの苦しみが訪れようとも変わらない幸福を求めて29歳で出家なさいました。
 
シッタルタが出家したことを知った浄飯王はすぐに使いの者を派遣し、出家を取りやめるよう説得させますが、「すべてのものはどれだけ大事にしようと常住せず、やがては自分の手から離れて苦しみ、欲望をどれだけ満たそうと、やがては老いと病気と死によって崩れ去って苦しむ。苦から離れることはできない。その離れきれない苦しみを解決する方法を見つけたいのだ」というシッタルタの強い決意の前には、使いの者たちもあきらめざるを得ませんでした。
 
そして6年間の厳しい修行の末、35歳12月8日の明け方に仏のさとりをひらかれました。
それから45年間、仏のさとりをひらいて知らされたことを多くの人に説いて回られ、80歳2月15日にお亡くなりになりました。
 
その45年間、お釈迦さまが仏として説かれたみ教えを、仏教といいます。
 

こちらではお釈迦さまにまつわるたくさんのエピソードを紹介しています。
→ お釈迦様物語

仏とは死んだ人のことではないのですか?

今日では死んだ人を仏と言われることもあります。
 
葬式の席で
「私が仏の兄です」
「この仏さん、きれいな死に顔していなさる」
と耳にすることがあります。
 
しかし死人=仏ならば、お釈迦さまも死んだ人になってしまい、おかしな話です。
仏教では、仏とは死人のことではなく、仏のさとりをひらかれた方をいいます。

仏のさとりとは何でしょうか?

よく仏教で「私はさとった」とか「さとりを求めている」などと言われます。
 
一口に「さとった」といっても、さとりには低いさとりから高いさとりまで、仏教では52の位があると教えられています。
 
何をさとるのかというと、大宇宙の真理をさとります。
 
真理といっても、数学的真理もあれば、科学的真理もありますが、仏教では私たちが本当の幸せになれる真理をさとることをいいます。
 
その下から52段目の最高のさとりを仏のさとり(仏覚)といい、
これ以上、上がないので無上覚ともいわれます。
 
1段違えば、人間と犬や猫ほど境界が違うといわれ、手足が腐るほど修行した禅宗のダルマでさえ、30段程度までしかさとれなかったといいますから、「死人=仏」がいかに間違いであるか、お分かりになるでしょう。
 
地球上で仏のさとりまで到達された方は、今日までお釈迦さまだけですから、
 
「釈迦の前に仏なし、釈迦の後に仏なし」
 
といわれます。
 
そのお釈迦さま45年間の教えを貫くのが『因果の道理』という教えです。
ですので『因果の道理』は、仏教の根幹といわれます。
 
根幹とは、根や幹のことです。
仏教を木に例えると、根っこを切れば、木は枯れてしまいます。
幹を切れば、木は倒れてしまいます。

 
仏教の根幹である『因果の道理』がわからないと、仏教はわからないということです。
因果の道理についてはこちらの記事で解説しています。

因果の道理(因果応報)の本当の意味|因果応報とカルマとの関係は?

まとめ

お釈迦さまは今から2600年前のインドで活躍された方です。
釈迦族の王子として生まれましたが、29歳で出家され、35歳で仏のさとりを開かれました。
 
仏のさとりを開かれて、知らされたことを説かれた教えが今日、仏教と言われています。

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あさだ よしあき

ブログ作成のお手伝いをしています「あさだよしあき」です。 東京大学在学中、稲盛和夫さんの本をきっかけに、仏教を学ぶようになりました。 20年以上学んできたことを、年間100回以上、仏教講座でわかりやすく伝えています。
 
   

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