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浄土や極楽は本当にあるのか、温泉はあるのか|仏教で教えられる極楽浄土

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カテゴリー:基礎から学ぶ仏教 タグ:
 

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仏教といえば、地獄、極楽が教えられていて、生きている時に良いことをした人は、死んだら極楽へ、悪いことをした人は死んだら地獄へ堕ちる、それが仏教だと、漠然と思っている人もいるのではないでしょうか。

極楽には温泉があると何となく聞いたことがあるからか、風呂で気持ちがいい時に「あ~あ、ごくらく、ごくらく」と言う人もあり、スーパー銭湯の名前に「極楽」が使われていても、違和感を感じる人はいないようです。

そこで、浄土とは何か、極楽とは何か、わかりやすく説明したいと思います。

目次
1 浄土とは
2 極楽とは
3 極楽はおとぎ話ではないのですか
4 極楽へ往ける人は

浄土とは

浄土とは、清浄(しょうじょう)な国土を略して、浄土といいます。
それに対して、私たちが生きている世界を、娑婆(しゃば)とも、穢土(えど)ともいいます。

娑婆について、お知りになりたい方はこちらへ
→ 「娑婆の空気はうまい」の「娑婆」は仏教から出た言葉

 

穢土とは、穢(けが)れた世界のことです。私たち人間は、仏教では、煩悩具足(ぼんのうぐそく)の凡夫(ぼんぶ)といわれます。凡夫とは人間、具足(ぐそく)とは塊ということですから、私たち人間は、煩悩の塊であるということです。
煩悩とは、欲や怒り、ねたみそねみの心で、私たちを煩わせ悩ませるものです。仏教では、煩悩は、けがれていると教えられていますので、煩悩の塊である私たちが生きている世界を、けがれた世界、穢土といわれます。

煩悩について、お知りになりたい方はこちらへ
→ 除夜の鐘(じょやのかね)はなぜ108回つくのでしょうか

 

浄土とは、仏さまの世界をいいます。仏教では、仏さまもいろいろおられると説かれているので、浄土はいろいろあると教えられています。
一番知られているのは、阿弥陀仏の浄土で、阿弥陀仏の浄土を極楽浄土といいます。他には、薬師如来(仏も如来も同じ意味です)の浄瑠璃浄土(じょうるりじょうど)などがあります。

日本では、平安時代後期以降、阿弥陀仏の極楽浄土が多くの人の信仰の対象となりましたので、浄土といえば、阿弥陀仏の極楽浄土と思われるようになりました。

世界遺産である宇治の平等院鳳凰堂を建てたのは藤原頼通(ふじわらのよりみち)ですが、阿弥陀仏の極楽浄土をこの世に表そうと造られた建物です。父の藤原道長の臨終、五色の糸(ごしきのいと)といって、青・黄・赤・白・黒の5種の色をした糸を、阿弥陀仏の像の手から自分の手に掛け渡して、この糸によって極楽浄土に導かれようと必死に念仏を称える姿を見たことに影響していると言われています。

極楽とは

阿弥陀仏の浄土を極楽といいます。極楽とは、極めて楽しい世界ということです。
阿弥陀仏の極楽浄土については、お釈迦さまは阿弥陀経(あみだきょう)に詳しく教えられています。

その国の衆生(しゅじょう)は、衆(もろもろ)の苦有ること無く、ただ諸(もろもろ)の楽のみを受く。故(かるがゆえ)に極楽と名く」(阿弥陀経)

(意訳)
阿弥陀仏の極楽浄土に生まれた人には、一切、苦しみはなく、ただ、色々の楽しみだけがある。だから極楽というのである。

続いて、その楽しさを、次のように言われています。
至る所に「七宝(しっぽう)の池」がある。池には八功徳水(はっくどくすい)が満々と湛えられ、池の底には金の砂が敷き詰められている。

八功徳水とは、八つの功徳を備えている水で、甘い、冷たい、やわらかい、軽い、清らか、くさくない、飲む時に喉を傷めない、飲んでお腹をこわさない、など八つの特徴のある水で、当時、良い水の一般的特質を八つにまとめたものです。

ここから、極楽には、気持ちの良い温泉があると思われるようになりました。

他にも、極楽がいかに楽しい世界か、言葉を尽くして説かれています。
仏教では、極楽のことを、別の言葉でも表現されています。

「報土」

阿弥陀仏の誓願に報いて(誓願通りに)建立された世界、ということ。

「大涅槃」

「大般涅槃」ともいわれ、弥陀同体の仏のさとりのこと。「阿弥陀如来の浄土」でのみ開くことができるさとりなので、弥陀の浄土のこともいわれる。

「安養界」

安養は阿弥陀仏のこと。その阿弥陀仏のまします世界。

他にも「無量光明土」「蓮華蔵世界」「寂静無為楽」「楽邦」「浄邦」「実報土」など使われています。

 

極楽はおとぎ話ではないのですか

そんな極楽があると聞かされても、現代人には、そんな世界は信じられないと、思う人も多いでしょう。

仏の境界である極楽は、人間界と大変異なるので、お釈迦様は、時には「説くべからず」とおっしゃり、随分表現に悩まれたようです。
犬や猫にパソコンの技術を説明するより、困難だったことでしょう。
しかし、説いても分からぬからと説かずにいては、人々に知らせることはできません。
そこで、お釈迦様は人間界で見聞しているもので、浄土の楽を例えられたのです。
これを、「余方因順(よほういんじゅん)」といいます。
「余方」とは、仏が説かれる相手の世界、「因順」とは、それに順って、との意です。人間には、金銀財宝で例えられましたが、猫が相手ならば、「猫の参るお浄土は、宮殿楼閣みなカツオ、猫もあきれてニャムアミダ」となるでしょう。
(仏説阿弥陀経とは より)

そのまま鵜呑みにしては、お釈迦様が教えられたことを正しく理解することはできないようです。

 

極楽へ往ける人は

念仏を称えたら、誰でも彼でも死んだら極楽へ往けると思っている人もありますが、お釈迦様は、そういうことを教えられていません。

お釈迦様の教えを日本で明らかにされた親鸞聖人は、生きている時に、阿弥陀仏に救われて、本当の幸せになった人は、死ねば、必ず極楽浄土へ往くことができると教えられています。

阿弥陀仏に救われた幸せとは、どんな幸せなのか、どうすれば阿弥陀仏に救われるのか、親鸞聖人は、詳しく教えられています。

 

親鸞聖人の主著、教行信証(きょうぎょうしんしょう)の冒頭には、阿弥陀仏に救われた人は、この世、難度の海を明るく楽しく渡り、必ず極楽浄土へ往くことができると書かれています。

→ 親鸞聖人の主著、国宝『教行信証』

 

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あさだ よしあき

ブログ作成のお手伝いをしています「あさだよしあき」です。 東京大学在学中、稲盛和夫さんの本をきっかけに、仏教を学ぶようになりました。大学院修了後、社会の荒波の激しい中、心にぶれない軸ができ、どうすれば、周りの人に喜んでもらえるかを中心に、毎日、心豊かな生活を送ることができています。 仕事のかたわら、わかりやすい仏教講座に、年間100回、立ってきました。現在は、1から仏教を学びたい人の為に、わかりやすい教材作成に取り組み、20年以上、学んできたことを、伝えたいと思っています。 ちょっとした関心から、奥深い仏教の世界を垣間見てほしいと思います。
 
 
 
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